LWA / Life With Art(ルワー)
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アートと一緒に暮らしたい!気軽にアートを日常に取り入れる方法を5つご紹介

ぷらいまり。

2022.08.07

美術館やwebで見つけた好きなアート作品。そんな作品を日常の中に取り入れられたら素敵だなぁなんて思いますよね。でも「作品を買う」というのはちょっとハードルが高いもの…

作品の購入まではしなくても、もっと身近にアートを楽しむことはできるかもしれません。この記事では、気軽にアートを日常に取り入れる方法を5つご紹介します。

1. インテリアから実用品まで ——アーティストグッズ

まず、気軽なものとして、グッズから取り入れてみるのはいかがでしょうか?

キーホルダーなど、いつでも持ち歩けるのが嬉しい
キーホルダーなど、いつでも持ち歩けるのが嬉しい

美術館のミュージアムショップには、クリアファイルやキーホルダーのようなオーソドックスなものから、作品をモチーフにしたユニークなアイテムまでが揃っています。たくさんのグッズは選ぶのも楽しく、比較的購入しやすい価格のものが多いのも魅力です。

定番のクリアファイル。好きな作品が大きくプリントされているのが嬉しいですね。
定番のクリアファイル。好きな作品が大きくプリントされているのが嬉しいですね。

企画展の特設ミュージアムショップも楽しいですが、例えば、「東京都現代美術館」の中にあるNADiff contemporaryや、「国立新美術館」のなかにある「スーベニアフロムトーキョー」などは、まるで雑貨屋さんのようで、広いショップでたくさんのグッズを選ぶことができます。

MoMA Design Storeでは、こんなオブジェも販売されています。
MoMA Design Storeでは、こんなオブジェも販売されています。

また、表参道をはじめ国内に4つの店舗を持つMoMA Design Storeは、「ニューヨーク近代美術館」の公式ストア。世界中で著名なアーティストたちのグッズが販売されており、オンライン上でも多くの商品を購入できるのが魅力。作品をモチーフにしたバッグやパズルといった購入しやすい価格のものから、モチーフにした精巧なフィギュアまで、見ているだけでも楽しいグッズでいっぱいです。

2.定番だからこそ ひと手間加えて楽しみたい ——ポストカード

小さくて、気軽に飾れるのがなんといってもポストカード。ミュージアムショップで販売されている商品の中でも。特に種類が豊富で、自分のお気に入りのアーティスト・作品が見つけやすいのも魅力ですよね。でも、展覧会でお気に入りを購入した後、そのまま引き出しの中へ… なんてことも。

展覧会に行くと、ついつい買ってしまうポストカード。
展覧会に行くと、ついつい買ってしまうポストカード。

そんなポストカード、飾って楽しんでみませんか?壁にピンで留めるだけでも良いですが、額をつけるとぐっと引き締まります。

ポストカードをIKEAの額に。自立する額なので飾りやすいです。
ポストカードをIKEAの額に。自立する額なので飾りやすいです。

100均や雑貨屋さんで販売しているプチプラの額で十分。例えば、IKEAなどでは様々な形状・サイズの額が販売されていて、オンラインでも購入出来ます。額に入れる際には、ポストカードに描かれた作品のサイズ・形状にあわせたマット(厚紙)を挟むのもおすすめ。大きさの決まったシンプルな小物だからこそ、自分で「いいな」と思う飾り方を模索してみるのも楽しいですね。

「額装マット」はオーダーメイドで購入もできますが、気軽なポストカード用なら、厚紙を切り抜いて自作しても。
「額装マット」はオーダーメイドで購入もできますが、気軽なポストカード用なら、厚紙を切り抜いて自作しても。

3.大判だから部屋が華やぐ ——ポスター

ポストカードよりもっと大きく作品を楽しみたいと思ったら、ポスターを飾ってみるのはどうでしょうか?

大判なので存在感のある「ポスター」。(写真はunsplashより)
大判なので存在感のある「ポスター」。(写真はunsplashより)

両面テープやピンで壁に貼っても良いのですが、ポスターもやっぱり額に入れるのがオススメです。しっかりピンと伸びた状態で見られることと、フチがつくことでぐっと魅力が増しますよ。ニトリのようなホームセンターでも、様々なサイズの額をお手頃な価格で購入できます。

ポスターは1枚でも存在感があり、また、アート作品を購入するのに比べて、お手頃な価格で購入できるのも嬉しいところ。Oil by 美術手帖」などでは、著名なアーティストのポスターがフレーム付きで販売されています。

床置きで飾っても様になります。(写真はunsplashより)
床置きで飾っても様になります。(写真はunsplashより)

また、美術館のミュージアムショップでも販売されていることがあります。展覧会のポスターなどはお手頃で購入できたり、展覧会終了後に無料で配布されていたりする場合もあるので、好きな展覧会があったらチェックしてみてくださいね。

4. たくさん作品を楽しみたいなら ——アートブック

アーティストの作品集や、展覧会の図録、ZINEなどの「アートブック」も、読んで・飾って楽しめるアイテム。アートブックは装丁も凝ったものが多く、1冊でも存在感があるのが嬉しいところです。

(写真はunsplashより)
(写真はunsplashより)

本棚や壁飾り棚で表紙を見せて飾れば、絵画のように楽しむこともでき、手に取って中身を読めばたくさんの作品と出会えるので、たっぷりと作品を楽しめますね。

表紙を見せて飾るのも素敵ですね。(写真はunsplashより)
表紙を見せて飾るのも素敵ですね。(写真はunsplashより)

こうしたアートブックを購入したい場合、例えば、Nadiff onlineでは、アーティスト個人の作品集から展覧会の図録まで、幅広く販売されています。

また、ART BOOK CO-OP ONLINE PLATFORMという次世代のアートブックの出版活動を振興するために立ち上げられたプラットフォームでは、様々なギャラリーの若手アーティストたちの、凝った仕上がりのアートブックを購入できますよ。

5.やっぱり本物の作品を飾りたくなったら… ——レンタルでお試しも

印刷物もいいけれど「やっぱり本物の作品を飾ってみたい…!」と思ったら、レンタルでお試ししてみるのはいかがでしょうか?

ギャラリーなどでアート作品を見て購入したものの、「広いギャラリーで見たときには小さく感じたのに、家に飾ってみたら結構大きかった!」「ギャラリーの空間には合っていたのに、自分の部屋に置いたら色が強すぎた!」なんて失敗談も。

今は、月額制で様々な作品をレンタルできるサービスもあるので、どんな作品が合うのか試してみることができますよ。

自分の部屋に飾るなら、どんな作品が似合うでしょうか?
自分の部屋に飾るなら、どんな作品が似合うでしょうか?

例えば、アートのサブスクCasie」では、約1,300人のアーティストによる約13,000点の作品のなかから、小さいものでは月額2,200円からレンタルできます。

また、絵画レンタルのサブスクclubFm(クラブエフマイナー)」は、Tomio Koyama GalleryやMaki Fine Arts、waitingroomといった著名なギャラリーが参加。美術の目利きのプロが選んだ作品を、サイズに応じて月額5,280円/月からレンタルすることができます。作品設置方法や、作品の梱包について初回レクチャーがある点も安心ですね。

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部屋の広さや生活スタイルによっても、自分にあったアートの取り入れ方は違ってきますよね。まずは気軽に試せるものから、自分にあった取り入れ方を探してみませんか?

文・写真:ぷらいまり

ぷらいまり。 ライター / ぷらいまり。

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