LWA / Life With Art(ルワー)
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【東日本】「現代アート」を楽しめる美術館・アートスポット 5選

ぷらいまり。

2022.07.09

「都内で「現代アート」を楽しめる美術館・アートスポット 5選」の記事では、都内で現代アートをみられる美術館をご紹介しましたが、国内にはそれ以外にも素敵な現代アートのコレクションを持つ美術館が多数あります。

この記事では、【東日本】でいつでも「現代アート」の展覧会を楽しめる美術館&アートスポットをご紹介します。

十和田市現代美術館 (青森県十和田市)

青森県十和田市に2008年4月26日に開館した現代美術館。

建築は西沢立衛によるもの。「アートのための家」として、1部屋に1作品ずつを配置し、独立した展示室となっている建物を、ガラスの廊下でつなげたというユニークな構造の美術館です。

十和田市現代美術館 外観
十和田市現代美術館 外観

年に数回の企画展が開催されるほか、専用の展示空間が設けられた常設作品が、美術館の内外、美術館向いの「アート広場」、そして美術館の前を通る「官庁街通り(駒街道)」にまで展示されています。

美術館の外や「アート広場」にある作品は、なんと無料で鑑賞できちゃうんです。エントランスに配置された印象的な≪フラワー・ホース≫ (チェ・ジョンファ) のほか、草間彌生、奈良美智といった著名な現代アーティストたちの作品も気軽に楽しめますね。

屋外のアート作品は、春は桜、夏は新緑、冬は雪景色のなか、違った表情を見ることができるのも楽しい場所です。

冬の「アート広場」の様子
冬の「アート広場」の様子

十和田市現代美術館
URL:https://towadaartcenter.com/
所在地:〒034-0082 青森県十和田市西二番町10-9

弘前れんが倉庫美術館 (青森県弘前市)

青森県弘前市に2020年に開館した美術館。その特徴は名前のとおり、もともと明治・大正期に酒造工場として建てられた「煉瓦倉庫」を改修し、美術館として生まれ変わらせた建築です。

建築設計を手がけたのは、建築家・田根剛。「記憶の継承」をコンセプトに、高度な耐震補強を行いつつも、もともとあった煉瓦の壁は無傷で残されたのだそう。

「煉瓦倉庫の建築空間・歴史性と共振する作品」や、「東北地域の歴史・文化と向き合う現代の作品」、「対話やコミュニケーションを生む現代の作品」といった観点で作品を収集し、企画展を開催しています。

美術館入り口では、弘前市出身の現代アーティスト 奈良美智による ≪A to Z Memorial Dog≫ がお出迎え。美術館の顔のような存在ですね。

弘前れんが倉庫美術館
URL:https://www.hirosaki-moca.jp/
所在地:〒036-8188 青森県弘前市吉野町2-1

原美術館 ARC (群馬県渋川市)

群馬県渋川市にある美術館です。もともと、東京都品川区にあった現代美術専門の美術館「原美術館」の別館「ハラ ミュージアム アーク」として1988年にオープンしました。

東京の「原美術館」は、2021年1月に建物の老朽化などを理由に惜しまれながら閉館。その後、「原美術館」を「ハラ ミュージアム アーク」に統合し、2021年4月に「原美術館ARC」としてリニューアルオープン。

原美術館 ARC 外観
原美術館 ARC 外観

磯崎新による建築は、ピラミッド型の屋根を持つ正方形のギャラリーを中心に、その両翼に2つの細長いギャラリーが配置された3つの展示室と、書院造をモチーフにした静謐な和風空間の特別展示室「觀海庵」から構成されています。

現代アートの企画展が開催されるほか、展示室内やユーティリティスペースには、草間彌生や束芋らの大型インスタレーションを常設で展示。さらに「原美術館」から奈良美智、宮島達男、森村泰昌らの作品も移設展示されました。

このほか、屋外にはアンディ・ウォーホルやオラファー・エリアソンの作品も。お隣には「伊香保グリーン牧場」もあり、緑豊かな開放的な雰囲気の中でアートを楽しめる場所です。

カフェ・ダールと、アンディ・ウォーホル作品
カフェ・ダールと、アンディ・ウォーホル作品

原美術館 ARC
URL:https://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/
所在地:〒377-0027 群馬県渋川市金井 2855-1

金沢21世紀美術館 (石川県金沢市)

2004年に開館した、石川県金沢市にある現代美術館。

SANAA(妹島和世+西沢立衛)の手がけた建築は、上から見るとまん丸のつくりになっており、愛称は”まるびぃ”。正面を持たず、外壁はガラス張りで街に開かれた美術館です。

金沢21世紀美術館 外観
金沢21世紀美術館 外観

大きさや天井高、形状が異なる様々な展示室があり、美術館の主催する複数の企画展のほか、「市民ギャラリー」では一般主催展覧会も開催。いつ訪れても、バラエティに富んだ展覧会を楽しめます。

さらに、コレクションや恒久展示作品も充実。公園のように開放された屋外展示にはオラファー・エリアソンらの作品が並ぶほか、館内でも、ジェームズ・タレルや、アニッシュ・カプーアの作品が恒久設置された展示室も。

特に、だまし絵のような驚きのあるレアンドロ・エルリッヒの作品 ≪スイミング・プール≫はこの美術館の作品として最も有名な作品ではないでしょうか。プールの下に降りるのには予約が必要なのでご注意ください。

≪スイミング・プール≫ / レアンドロ・エルリッヒ
≪スイミング・プール≫ / レアンドロ・エルリッヒ

金沢21世紀美術館
URL:https://www.kanazawa21.jp/
所在地:〒920-8509石川県金沢市広坂1-2-1

水戸芸術館 (茨城県水戸市)

茨城県水戸市にある美術館・コンサートホール・劇場からなる現代芸術の複合文化施設で、1990年に開館しました。その中にある現代美術ギャラリーでは、年3-4回、テーマ性の強い自主企画展を実施しています。

水戸芸術館 外観
水戸芸術館 外観

磯崎新の手がけた建物は、大きさと光の状態がそれぞれ異なる、9 つの展示室とワーク

ショップ室で構成され、作品に応じて自然光を採り入れることのできる展示室も。2018年には「内藤 礼—明るい地上には あなたの姿が見える」展で、全ての作品を自然光のみで展示を行うという珍しい展示も開催され、話題となりました。

独自の企画展示に力を入れており、企画する展覧会の開催に必要な美術作品を収蔵するという、独特のスタイルでコレクションを形成。また、企画展と並行して、20歳代から30歳代前半の若手美術家を取り上げる新作中心の個展シリーズ「クリテリオム」も展開。これまでに多くの美術家を発掘して紹介してきました。

なお、水戸芸術館のシンボルとして建てられた塔「アートタワー」は、水戸市制100周年を記念して地上100mの高さにつくられたもの。こちらは入場料200円で、エレベーターで内部構造を見ながら昇ることもできちゃうんです。ぜひ一度のぼってみてくださいね。

アートタワー
アートタワー

水戸芸術館
URL:https://www.arttowermito.or.jp/
所在地:〒310-0063 茨城県水戸市五軒町 1-6-8

次回は【西日本編】をお届けします。

文・写真:ぷらいまり。

ぷらいまり。 ライター / ぷらいまり。

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