LWA / Life With Art(ルワー)
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ホテルでもアートを満喫!「ホテル アンテルーム 京都」で、大好きな作品と過ごす贅沢な1日を

ぷらいまり。

2022.07.20

京都市京セラ美術館、京都国立近代美術館、福田美術館など、たくさんのアートスポットの集まる京都。京都でアート旅を楽しむのならば、せっかくならホテルでも思い切りアートを満喫してみませんか?

この記事では、アート好きに是非オススメしたい、たくさんの現代アート作品と過ごせるホテル「HOTEL ANTEROOM KYOTO (ホテル アンテルーム 京都)」を、実際に宿泊した感想も含めてご紹介します。

ホテル内のいたるところに現代アート作品

烏丸線の九条駅から歩いて5分ほど、京都駅からでも徒歩15分ほどという、観光にも便利な場所にある「ホテル アンテルーム 京都」。もともと学生寮として使用されてきた建物をコンバージョンしてオープンしたホテルです。

「ホテル アンテルーム 京都」外観
「ホテル アンテルーム 京都」外観

このホテルの特徴は、なんといっても館内にある多数の現代アート作品!

フロントから、中庭、朝食レストラン・バー、廊下まで、館内のいたるところに、なんと、90以上の現代アート作品が展示されているのだそうです。京都に縁のある若手アーティストの作品も多く、京都のアートシーンにも触れられますね。

ホテルの廊下にも多数のアートワークが
ホテルの廊下にも多数のアートワークが

これらの作品の一部は、購入も可能なのだとか。客室など、美術館よりも家に近い感覚でリラックスして作品を見ることで、「アートと暮らす」生活のイメージも湧きそうです。

バーやレストランでも多数の作品とゆったり過ごせます
バーやレストランでも多数の作品とゆったり過ごせます

さらに、ホテルのエントランスは「Gallery 9.5」というギャラリーになっており、様々な企画展が開催されています。20時まで開いているので、1日京都観光した後にも、ゆったりと楽しめるのが嬉しいですね。

「Gallery 9.5」での展示風景
「Gallery 9.5」での展示風景

フロントの横では、ギャラリーの展示や過去に展示を行ったアーティストのグッズや書籍、そして、ホテルオリジナルのグッズが販売され、まるでミュージアムショップのよう。ちょっと変わった自分用のお土産も購入出来ちゃいます。

中庭も作品になっています
中庭も作品になっています

アーティストルームで好きな作品と1日を過ごす

ホテルの客室でも作品を楽しめるのがこのホテルの素敵なところ。すべての客室に、京都に縁のある作家による作品がセレクト・展示されていますが、せっかくなら泊まりたいのが、このホテルに9つある「コンセプトルーム」。

蜷川実花さん、名和晃平さん、木村 舜さん、金氏 徹平さん、ヤノベケンジさん、宇加治 志帆さん、宮永 愛子さんという8名のアーティストに加え、京都のアートスペース「Kumagusuku」が、それぞれ1部屋ずつ内装を手がけた部屋です。

筆者は、ヤノベケンジさんのコンセプトルームに宿泊しました。

一見、スッキリとした部屋ですが、壁には「洋服のフック」や「引き出しの取っ手」が巨大化した作品が。

ヤノベケンジさん コンセプトルーム
ヤノベケンジさん コンセプトルーム

そして壁には、ドローイング作品も。描かれているのは、ヤノベケンジさんの作品に登場する巨大な少女《サン・シスター》。室内に展示された巨大な「フック」や「取っ手」は彼女のための家具… というコンセプトの部屋であることに気づきます。

ヤノベケンジさん ドローイング
ヤノベケンジさん ドローイング

巨大な「フック」はナイトランプ、「取っ手」は椅子にもなっていて、鑑賞するだけではなく、機能としても作品を楽しめるのがユーモラスです。

このように、コンセプトルームは1部屋ずつ、作家さんの世界観やストーリーを感じられる部屋になっていて、美術館で作品を見るのとは違った鑑賞体験になります。

そして、ホテルの客室自体が広くて快適なのも嬉しいところ。お風呂とトイレはセパレート。広いデスクとソファもあるので、フロントやバーでドリンクを購入して、お部屋でのんびりと過ごすことも。大好きな作品と一緒にゆったりと過ごせるのは、本当に贅沢な時間ですね。

ぜひ食べて欲しい、目でも楽しめる朝ごはん!

アンテルームに泊まったら、ぜひ食べて欲しいのが「朝ごはん」です。特製テリーヌと日替わりのサンドイッチにスムージー、そしてハーフバイキング形式で、環境負荷の少ない野菜をふんだんに使ったサラダや、自家製グラノーラなど、美味しい上にボリュームも満点!

ボリューム満点の朝食!
ボリューム満点の朝食!

筆者が宿泊した際には、「十和田市現代美術館」が有名な十和田市とのコラボレーションしたサンドイッチに、ホテル内のコンセプトルームも手がける宇加治志帆さんの作品をイメージしたテリーヌと、見た目にも楽しく、朝からわくわくしてしまいます。

朝食レストラン
朝食レストラン

朝食レストランでも、もちろん若手アーティストのアートワークの展示に、過去に開催された展覧会の映像も放映され、目と舌の両方で1日のエネルギーがチャージできますね。

ホテルの中でたくさんの作品に囲まれてすごすことができる「ホテル アンテルーム 京都」。次に京都に宿泊する際には、観光を楽しんだ後にも、好きな作品とゆったり過ごしてみませんか?

文・写真:ぷらいまり。

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【基本情報】

HOTEL ANTEROOM KYOTO (ホテル アンテルーム 京都)
公式サイトURL:https://www.uds-hotels.com/anteroom/kyoto/
〒601-8044
京都府京都市南区東九条明田町7番
tel: 075-681-5656
fax: 075-681-5655

ぷらいまり。 ライター / ぷらいまり。

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